i0kyoto’s diary

Creator Pro・Fusion360・ルアー・Co2レーザー

現状報告(CADネタ無しです)

おひさしぶりです。
更新が滞ってましたが、元気にルアーを作成しています。

なんだかんだ言いながらも、ルアー製作→実釣テスト→修正・・・
これをひたすら繰り返している状況です。6月になると琵琶湖は
ハードルアーの釣りが難しくなるので、テスト期間が足りません(笑)

数種類のクランクベイトを作成・塗装が終わりました。
最近は塗装に時間をかけていることが多いです。(^^;

このクランクは50gある大型クランクベイト。魚が欲しいときはこればっかり投げています。いまのところ、エース的存在。
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フラットサイドも作ってみました。残念ながら浮力が十分でないので出番はあまりありません(笑)塗装の練習がてら赤系とブルーギル系・・・

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友人用に作成した小ぶりなクランク。それでも28gと琵琶湖サイズになっています。

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これが一番上のクランクを修正した次期主力候補。
スカラーに塗ってみました。リップの取り付けと角度を多少変更します。

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クランクベイトを中心に40個くらいは製作したと思います。浸水したり、リップが折れたりとトラブル続きでしたが、なんとか軌道に乗った感じ。

で、3月のはじめに自作のルアーで59cmが釣れました。このシーズンこれ以上のを釣るのはかなり難しいかも・・・
次の目標は自作ルアーで60up・・・かなり敷居高いですが、チャレンジしてみます!

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3Dプリンターでのルアー製作注意ポイント3つ

こんにちは。
少しルアー製作も落ち着いたので、ここまでのトラブルをまとめておきたいと思います。
約半年間の経験では以下の3つがポイントだと思っています。

1.3DCADのルアー設計で気をつけること
2.積層式プリンター出力で気をつけること
3.プリント後のルアー製作の注意事項


1.3DCADのルアー設計で気をつけること
 ABSは若干縮むことを想定して寸法の決定・デザインをしなければ
ならない。自分の3Dプリンター置き場が寒い場所だったので、縮小率は
7%の時もありました。
 これに伴って起こったトラブルは:
・ヒートンの穴が狭くなり、ルーターで作業する手間があった。
・肉厚が薄くなって、ルアーが浸水したことがあった。

 対策としては:
・実質寸法よりも5%設計段階で大きく取る。
・ウェイト穴やヒートン穴は十分な肉厚を残しておく。
・防水対策は十分にしておく。

最後の対策は3Dプリント出力では馴染みがない方法かもしれません。

下の図は、トラブルが起こったルアーの断面図です。
ダメな点はウェイトルームとリップ・ヒートン穴が近すぎる。
ウェイトルームと空洞部分が薄すぎる。後者は致命的な不具合で
少しでもウェイトルームに水が入ると徐々に内部に水が溜まっていきます。
インフィル100%にしていても、壁は薄い網目状になってるので水が浸透します。

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修正版がこちら
空洞部分は肉厚を厚め・可能な限り均等に変更しました。

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2.積層式プリンター出力で気をつけること
積層式プリンターは繊維を下から積み上げていきます。なので、製作物の
出力方向によって得意不得意があるようです。

■背中・腹をボトムに配置した場合
 ・外形は比較的きれい
 ・サポート材を大量
 ・造形時間4時間~6時間
■頭・尻をしたにした場合
 ・サポート材の量は少なめ
 ・造形時間2時間~2.5時間
 ・出力失敗のリスクがある

 テストしたところ、全長7cmまでなら頭・尻を下にした方が良いみたいです。
全長10cm以上(自分のルアーはほとんどこれ)の場合は背中・腹を下に
して出力した方が良いようです。
 でも、サポート材や配置角度の工夫で今後変わるかもしれません。
この辺りはまだ試行錯誤中です。

3.プリント後のルアー製作の注意事項
 最初の頃はプリントしたルアーはコーティングなしで水に浮かべてました。
スイムテストの最初10分はいいんですが、20分、30分と続けると徐々に
浮き上がる時間が長くなっていって、最後はシンキングになってしまいます。
見た感じはつるつるでも、積層式なのと温度変化でひっぱられる部分が
あるようです。(勝手に想像してます)
なので、カラーリングする・しないに関わらず防水対策はしっかりとする
必要があります。
 ・セルロースセメントでディッピングを3回
 ・ウェイトルームの穴埋めは防水用パテを使用
 ・カラーリングする場合はエポキシ樹脂で重ね塗り
上記3点をすることでいまのところ防水対策は出来ています。
ウェイトルームの穴埋めは当初グルーガンでやってましたが、密封しにくい
のとやすりかけ後の仕上げがいま一つなので辞めました。
コスト的には魅力なので、時間と工夫でうまくいくかも・・・・

情報がまとまったら、また報告したいと思います。

自作ルアーで釣れました!

こんにちは。
金曜日にいよいよ実釣テストに行ってきました。
当日は暖かい日のあとの小雨で好条件!出来たてほやほやのクランクを持って
期待と不安で釣りを開始しました。

様子を見ながら、3投目にヌーと重くなってあれ?っと感じたのも束の間・・
ぐんぐんと引いて、魚だー!
ばらさないように丁寧にやり取りして・・・しっかり掴みました。
初バスは45,6cmくらいの子でした!
写真も撮りましたけど、暗くて写りが悪い(^^;
今日はいいかも?と思いながら、またキャスト!
コンっと当たって、ロッドがひん曲がる・・・50は楽勝ある
と思った瞬間にばれちゃいました(> <;

その後も40クラスがぽろぽろ釣れて、帰ろうかと引き返している最中に
足元でゴン!と来て、下の写真のが釣れました。
50ジャストの今年初アップです。
苦労して作ったルアーで釣れるとうれしいですね
おおげさですけど、60釣ったのと同じくらい嬉しかった(笑)

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そして、日曜日はルアー製作に集中しました。オイカワ?カラーっぽく塗ってます。
夜にはコーティングも乾いてるはずなので、ヒートンとリップを付けてから最終のコーティングで第2陣の出来上がりです。

次にプリントするルアーはもう決めていて、フラットサイドクランクをやるつもりです。ウロコ模様をつけてみようと思っています。
プリントに時間かかりそーだ(笑)

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スイムテストとカラーリング

こんにちは。

購入してからひたすらプリンターを酷使しつづけてます・・・
さて、先日の45度プリントはフィラメントが残り少なくなったので
少しだけ延期してます。

いまはフィラメント消費数の少ないものをちょこまかとプリントしながらも
ルアーの製作をせっせと行う日々デス。
週末にスイムテストをしてきました。雪が残る琵琶湖でリップの設定を変えながら2時間ほどテストしてました。
クランクはほぼ満点であとはリップの製作&取り付けで形になりそうです。
ジョイントの方は若干浮きが悪いので、再度調整が必要になりました。

ルアーを投げてて思ったのはやっぱり色を塗りたいなー・・・です。
せっかくここまでやったんだから・・・と思うともう止まりません

友人にコンプレッサーとエアブラシを借りて、夜から色塗りを開始!
久々のエアブラシなんで、まだまだですけど・・・
ちょっとだけルアーに愛着がわいたような気がします。

これ、写真じゃわかりにくいですけど12cmもあります(笑)
あとは確定したリップを削りにいって、最終のコーティングが終われば
実釣テストの準備が完了ですね。

 

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ちなみに注文したフィラメントは

Amazon.co.jp: HICTOP 3Dプリンター用 高品質で精密 ABS 樹脂 材料 フィラメント【8色選択可】【1.75mm】【1kg】 : 産業・研究開発用品

HICTOPのフィラメントにしました。米国Amazonの評価がなかなか良かったのが理由です。個人的には木・竹素材のフィラメントが興味あるんですが、もう少し慣れてからと言うことで・・・

そういう訳で今日も帰宅してプリントしながら、塗装に励みますネ!

サポート材の設定云々

こんにちは。
今日は3Dプリントしてません。Creator Proの休日になっています。

昨日の夜にこんな感じで2分割プリントを試みました。

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プレートに直置きしてプリントアウトしてみましたが、見事に失敗しました。
原因はシェル化しているので、出力開始時の断面が薄いのでフィラメントの食いつきが悪いみたいです。

FlashPrintでサポート材を置けばある程度解決するのは理解しているんです。
これまではスライサーにFlashPrintと言うFlashForgeのフリーウェアを使って、サポート材の設定もしていました。

でもでも、くぼっちょさんとこの記事で45度で出力してる人がおられるよう!
写真を見るとサポート材の組み方を工夫してるのかな?っと思ったので
FlashPrint以外のソフトでサポートを追加してみようと思ったわけです。
上記ソフトではざっくりとした変更は可能ですが、接着面の面積やサポート密度を自動で変更することは出来ないんです。

で、Google先生に聞いてヒットしたのが
MeshMixerと言う、これまたautocad社が関連している製品。

流れとしてはFusion360からstlファイルをMeshMixerに渡してサポート追加、その後objファイルに保存してFlashPrint(スライサー)に渡すようです。

Fusion360からMeshMixerに渡すキャプチャー

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MeshMixerが立ち上がった画面

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・サポート材を規定値でセット
これで大丈夫なのか?と疑惑の目でキャプチャーしてみた
ここで保存する時はobj形式にした方が良さそう

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・保存したobjファイルをロードした図
予想印刷時間は1時間ちょい・・・

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これで終わるのもなんなので、サポート材のオプションを変更してみた。

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上記をFlashPrintの予想プリント時間を見ると3時間半!
まぁ2時間の差がどんなものなのかを比較してみようと思います。

3D出力も奥が深くて、なかなか面白いですねー・・・
あんまりはまりたくないけど~(笑)

ルアーの組み立て作業

こんにちは。3Dプリンター生活を楽しんでますか?
自分はどっぷりとはまっています。
どんな風にかって言うと・・・
出勤前に3Dプリンター起動&出力開始して、帰宅してから造形物確認&出力開始。
寝てる間もCreator Proに働いてもらっています。
さすがに酷使しすぎてる感があるので、ガイドにオイルをさしてから出勤しました。

ルアーはハンドメイドで作った経験があるので、3D出力後はそんなに困っていません。
・バランス調整(ウエイトとルアー姿勢の確認)
・ペーパーかけ
・コーティング(セルロースセメント)
・組み立て
の順番で作業しています。

・バランス調整
 ウエイトルームにシンカー(1.4g)を入れて、テープ止めの後に写真のようにルアーの姿勢を確認してます。後でコーティングするので、若干浮力を大きめにとっています。

ちなみに最初はリップの取り付けをしないで姿勢調整してましたが、見事に失敗しました。アクリル板がかなり重いことを忘れてました。

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・ペーパーかけ
サポート材の凸凹が残っているので、ルーターとペーパーで表面を滑らかにしています。ルーターは手持ちのプロクソンですが、ダイソーで200円くらいのミニルーターを見たのでそちらでも問題ないはずです。ちなみにペーパーはダイソーで購入。

・コーティング
ABS樹脂なので絶対に必要な手順ではないんですが、最終的にカラーリングしたいのでテスト的にコーティングしています。セルロースにどぶ漬けの後にペーパーかけの作業を3回繰り返しています。強度的には問題ないはず・・・

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・組み立て
スイムテストするための最終作業が以下になります。

1.ウェイトの仮留め
 姿勢確認したウエイトを入れて、グルーガンで仮固定してます。
グルーガンを使うと後で小さなシンカーを押し込めるので愛用しています。
パテも使ってみましたが、重さがありすぎてシンキングになったので今回はパス。

2.ヒートン差込み
 ゼリー状の瞬間接着剤をヒートンに付けてからねじ込んでいます。
特にジョイント部分が心配なのでしっかり固定させてます。

3.リップの仮留め
 先日切り出したリップをゴム用のボンドを少しだけ付けてとめてる状態。
スイムテストの時にリップの抜き差しをしたいので、投げる時に抜けない程度です。
リップは5タイプ用意して、一番良いものを次回にいくつか切り出すつもり。

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そういう訳でフックを取り付けたら、スイムテスト出来るまでは完成しました!
週末の天気は雪らしいですが、スイムテストしてきたいですね・・・
なんにせよ、本番の春にはプロトタイプが間に合ったので良かったです。

MTRL Kyoto行ってきました!

こんばんは。3Dプリンターを止めていない自分です。

さて、3Dプリントがそこそこ順調に動くようになったので
ルアーのリップを切り出すためにMTRL Kyotoさんに行ってきました。

mtrl.net


自分で少しだけアクリルを削り出したんですが、時間がかかる+綺麗に仕上がらない
ってことで、急遽予約して行ってきました。
週末ということもあって、予約は11:00〜12:00の1時間だけ・・・
初めて使う器具に多少不安を持ちつつも時間より少し早めに到着してお店の場所を確かめました。

お店の雰囲気は少しおしゃれでこじんまりしているお店でした。
工房というよりはカフェっぽい感じですね。
担当する技術サポートの人は外国人の人で、久々に英語を話す機会も出来てなかなか良い感じです。
あっ、日本語はすごくうまかったんですよ。(^^;
時間が気になったので、早速機械を案内してもらって・・・一枚パチり

 

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rayjetと言うレーザーカッター。お店のPCに専用のアプリがインストールされていて、aiかsvgファイルを読み込めるようです。自分が持ち込んだのはaiファイルでした。
svgが大丈夫なら、Inkscapeでもいけるかもしれませんね。

予約するときにファイル作成の注意事項があったのでインポートは問題なく完了しました。250x180x3のアクリル板だったので、10分程度で作業は終了してしまいました。
1時間の予定が20分程度で終了・・・ちょっと勿体無い気もしましたけど、次回からは素材を多めに持ち込もうと思います。

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こんな感じで色々な形のリップを作成してみました。
もう2月ですね・・・そろそろ釣りにも行きたいと思います♪