i0kyoto’s diary

Creator Pro・Fusion360・ルアー・Co2レーザー

Co2レーザーカッターのコントローラ調査(LinuxボードとLinuxCNC)

こんばんは。

ルアー製作の合間にCo2レーザーの情報入手も行っています。

今日はCo2レーザーで使うコントローラの調査をしました。
Co2レーザーはX・Y・Z軸のモータが必要みたいで、このモーターどもに指令してくれる「何か」がいります。これをここではレーザーコントローラーと言っておきます。

このレーザーコントローラーはハード・ソフトで構成されます。問題となるのは基本コントローラーソフトの方で、以下にまとめてみます。

1.パソコン(パラレルポート付)+Mach3/4(LinuxCNC)
 利点:比較的情報が多くて日本語で情報を探すにははまりが少なそう
 欠点:パラレルポート付きのPCを探すのが大変でパソコンの場所もとる
    コントローラソフトのMach3/4は有料で結構高い($175, $200)
 リンク:

2.Arduino+GRBL
 利点:相対的に安価で構築出来そう。Aruduinoは手持ちにあります。すぐに取り掛かれそう。
 欠点:コントローラーソフトのGRBLの機能が十分でない模様。v1.1について要追加調査。
 リンク:Home · gnea/grbl Wiki · GitHub


3.Linuxボード(UbuntuDebian)+LinuxCNC
 利点:パラレル接続するPCを見つけなくて良い。
 欠点:コントローラソフトのLinuxCNCの情報が微妙。v2.7について要追加調査。
 リンク:LinuxCNC


前置きはこれくらいにして、今日の本題に入ります。

3.のLinuxボード+LinuxCNCについて手持ちボードが使えるか検証してみました。

 ・LinuxボードがPCのパラレルポートの役割をしてくれる。
 ・一応ページにはDebianの文字もあるが、Ubuntuがおすすな感じ
 ・LinuxCNCをLinuxボードにインストールして、PCからリモート接続する
 ・インストール条件がちょっと気になる
   HDD:8G
   Memory:512M
   解像度:1024x768
 ・手持ちのボードは以下の通り:
   Orange pi zero:HDD ○ :Memory × :解像度 ?
   BeagleBorad:HDD ○ :Memory × :解像度 ?
   Rasberry pi 2:HDD ○ :Memory ○ :解像度 ○
 
 手持ちボードで確定なのはラズパイです。Orange piかBeagleBoardで何とかしかたったですが、テストに取り掛かる時間と使いまわしを優先するのでラズパイですかね。
 ちなみに以前ラズパイにUbuntu入れたことがあるので大丈夫なはず。リモートディスクトップもやったので大丈夫なはず・・・

 ここまで来て、こんな記事を見つけてしまった~
 簡単に言うとBeagleBoneBlackがおすすめだと・・・ラズパイだと色々と問題があるとのことだ。もう少し掘り下げるとProgrammable Real-time Unit(PRU)機能がないと困難みたいですね。どうしてもラズパイでやりたい人は同等の機能を実装(つまりはカーネルハック)すればいいよって軽く書いてくれてます(笑)

 蛇足ですが、2017年のおすすめボードがこちらにまとめられています。

 3.の結論としては組込みLinuxボードを使う場合はBeagleBoneBlackを購入するのが一番早そうだってことです。

 秋月で¥6500。仕事の延長でも使いそうなので、コンデンサとか細かい部品を購入するときに一緒に買う予定です。あ~、また出費がかさむよ。


 追記として、BeagleBoneBlackでの作業をいま分かる範囲でまとめておきます。
 ダウンロードは事前にしておくとして、インストールだけで半日~1日作業かな?
 ・Ubuntuのダウンロード
 ・UbuntuイメージをSDに書き込み
 ・BeagleBoneBlackにSDを挿し起動確認
 ・PCとBeagleBoneBlackをリモートディスク接続
 ・LinuxCNCのコンパイル&インストール

 ■まとめ
 そういう訳で暫定ですが、すぐにステッピングモーターのテスト出来そうなのはArduino+GRBLみたいです。実際にCo2レーザーに適用出来るかはわかりませんが、ステッピングモーターのテストをするには十分みたいなので、まずはこちらで作業を進めたいと思います。