i0kyoto’s diary

Creator Pro・Fusion360・ルアー・Co2レーザー

Adventurer3続編

さて、Adventurer3の続編です。

まずは結果から言うと、それなりに印刷は出来るようになりました!
1.印刷物が倒れる
 Adventurer3はヒートベッドの温度が100℃までです。ABSなので当然100℃設定!
 防止のために追加したのはブリム・ラフトを用いて底面の印刷範囲を広めにとりました。クボッチョさんからご教授いただいた冷却ファンを1レイヤ目はオフにしておく。
後はサポート材の再設定です。こちらはまだ微調整する必要あります。

2.充填部分がスカスカになる
 前回記述した対策をおさらい。
 ・フィラメント送り部にグリス
  釣りのリール用のグリスを少量塗りました。
 ・フィラメントリールの調整
  リール位置を変更して、出来るだけスムースにフィラメントが送られるように微調整。ベアリング軸も検討しましたけど、そこまでのスムースさは必要なかった模様。
 ・ノズル温度
  235℃だったかな?
上記の結果はダメでした。異音は比較的ましになりましたけど、やはりフィラメントがスムースに送れていないようでした。

 すったもんだのあげくに到達したのが「リトラクション距離」デス。
自分の印刷物の場合は充填部分がスカスカになる部分の特徴は空洞部分だったんです。写真はないっ!w
まぁ、フィラメント押し出し・移動・フィラメント押し出し・移動が繰り返される部分で脱調が起こっていたので、リトラクション距離を3mm・リトラクションスピードを2000mm/minに変更しました。この変更後は脱調が起こらなくなって、やっとこさ印刷出来るようになったんです。ばんざーい!

今回のことはいい勉強になりましたけど、3Dプリンターはまだまだ発展途上の機材だなーとも思いました。
  

Adventurer3導入したけど・・・

約1年ぶりに投稿します。
いきなりですが、flashforge社のAdventurer3を追加で購入しました。
購入の決め手は:
・ABS対応
・価格帯(5~7万)
3Dプリンターを探していて、レビューを見ていると中々良さげな感じだったので。

2台目のプリンターだし、設定も大丈夫だろ・・・
そう思ったのが運のつきで、1週間経ってもまだ正常稼働していない状態(笑)
フィラメントが安定して供給されないみたいで、充填部分がスカスカになったり、急にフィラメントが出ることで印刷物が倒れたりする。

Creator Proと異なる部分は:
1)Y軸移動はテーブルが動く
 Creator ProはXYZ全てノズル側が動く仕組み
2)フィラメント供給のステッピングモータ位置
 Creator Proはノズルの近く。Adventure3はフィラメントの近く

特に2)の影響が大きいようで、フィラメント供給のギアが脱調してしまっているのが原因だと推測。つまりギア脱調→フィラメント送り不足→印刷失敗と言う順序。

Creator Proの場合はノズルの上方近くにあるのと大き目のステッピングモーターを使ってるのでトルクも充分あり脱調が起こらない。
Adventure3はノズルから遠くにある小さめのステッピングモーターが送りだすので、フィラメントを押し出す力が弱いのでは?と言う推測。

対策として考えているのは:
・フィラメント供給部にグリス
 グリスを塗ることでフィラメントを滑るのを防止する
・フィラメントリール
 フィラメントのリールをスムースに回転させて脱調を防ぐ
・ノズル温度を上げる
 フィラメントをスムースに流す。室温が低いので5℃程度あげてみる

参考にしたページなど

www.reddit.com

 

3dprinting.stackexchange.com

ファレホ(vallejo)を3Dプリントルアーに使ってみる(Vol.1)

半年ぶり以上の更新になります。
なんだかんだと忙しくしてたら、あっと言う間にもう春になってしまいました(笑)
3Dプリントのルアー仲間も徐々に増えてきましたが、モデリングの次につまずくのがやはり色塗りのようです。特に最終コーティングでの色流れほど悲しいもんはない。

年末に海外のルアーメイキングの動画を見てる際に小さくvallejoと言う文字が見えたので検索してみるとプラモデラーにはそこそこ有名な塗料のようです。
休みを利用して輸入販売取り扱い店のVolksに行ってきました。店員さんに聞いた話では:
◆長所
・シンナーの匂いがしない
・発色が良く、カラーも揃っている
・塗膜がトップコートに強く浸食されにくい

◆短所
・エアブラシが若干詰まりやすい
・お値段高め(290円)
・国内ではボークスのみ販売

そこですかさずセルロースも大丈夫ですか?みたいな質問をしてみると
やってみないと分からないが多分大丈夫でしょうとのこと。
vallejoの種類やカラーに関しては下記のページで詳しく記載されています。

www.volks.co.jp

購入したのは:
・モデルカラー クリアレッド・クリアイエロー
・モデルエアー ファイアレッド
・ゲームエアー スカーレッドレッド
・エアブラシクリーナー
・エアブラシシンナー

ゲームエアー・モデルエアーは3:1くらいの希釈。モデルカラーは2:1くらいの希釈で塗装を行ってみました。エアーシリーズはエアブラシ専用に調合してあるそうですが、ノズルが詰まりやすいとの情報があったのでとりあえず・・・

エアブラシでさらっと塗ってから2~3時間程度の乾燥でセルロースの海にどぼーんと漬けてみました。つまりは塗料にセルロースを混ぜたり、エポキシ・ウレタンと言った色止めは全くなしの状態。本当は十分に乾燥させたほうが良いのは知ってましたけど、実験なので色流れ・ひび割れが発生するか見てみたかったんです。

結果はいまのところは良好でそこそこ使えそうです。これまではエポキシ塗ってからセルロースでコーティングしてたので、手順が1つ省けるのではないか?と期待してます。

くぼっちょさんが言っておられるように小さなルアーにエポキシだとどうしてもアクションがヌメっとしたものになってしまいます。クリアーだけでは塗料がはがれやすくセルロースでなどでしっかり保護したい場合にはvallejo+セルロースという選択肢もありそうです。

 


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今年になってとうとう自作ルアーでロクマルを釣りあげました!
気温3度 水温5度のくそ寒い中、叫んでしまいそうになるくらい嬉しかったです。

いやー・・自作ルアーはいいですね~

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クラウドソーシングやってみた

こんにちは
またまた久しぶりの更新になります。
本題の前に定期報告を・・・(笑)

・Co2レーザー
 後日書きますが、レンズがやられてしまいました。故にレンズを再発注してます。
もしかしたら、設計を大幅に見直す必要があるかもしれません。

3Dプリンター製ルアー
 はぜクラ作成中・・・なんですが、スケジュールどうなったんだろ!?(笑)

・アピスト育成
 元気に育っています。もっと減るかと思いきや、20数匹のまま維持してます。
毎日ブラインシュリンプ沸かしてます

で、やっと本題です。

www.cycle-g.info


自分もクラウドソーシングをやってみようと思っていたところに、サイ蜂さんが人柱的?な記事をあげてくださいました。
それなりの期間時間を見てウォッチしてましたが、良さそうな案件、つまりは顧客がそれなりに慣れていてしっかりしたインプットと明確な納品物を提示した案件は少なめの印象です。

自分も怯みましたが・・・「逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ・・・」
ってことで、もう少し突っ込んだ人柱になるべくして、ちょっと怪しげな案件に提案&スタートしたのが先月の中旬の話デス。

担当者の方とメッセージのやり取りを開始したんですが、お客さんのスケジュールが出来るだけ早く!としか返ってきません。やばい匂いがプンプンします(°_°;
「いや、出来るだけ脱出早くしたいんだけど、要件をまとめないと・・・」
個人的にはワードとは言わなくても、テキストの箇条書き程度に要件を列挙して欲しかったのです。でもね、メールの文章で要件ぽいものが散らばってます。しかも数通にわたってるので、こちらが箇条書きに変換してから確認と言う作業が発生しました。

こちらのメールチェックは昼(12時半)夜(9時 or 10時)で昼にこちらの進捗報告と質問事項を確認し、夜に要件をまとめるメールと言う流れ。その後に要件に沿った技術的な調査とプロトタイプの作成なのでかなりキツカッタです。
もちろん要求事項は(かなり)ブレが出てきたので、
 「出来るだけ早くちゃうんかい?」
と1人でブツブツ言いながらも、丁寧に技術的なリスクや潜在してる問題の提起なんかを伝えてました。内容的には普段の業務とそんなに大きく変わりないんですけど、顔をみたこともなく話したこともない相手に物事を伝えるのは思ったより疲れました。

納品までにプロトタイプ2つで仕様確認を行って、本番の作成をしました。
最終提出物はUnitテストしっかりやって、統合テストにもかなり時間をかけたのでお客さんの受け入れはすんなりといきました。プロジェクトを継続して欲しいとの要望がありましたが、とりあえず辞退させてもらいました・・・体力続かん(笑)

今回実施したプロジェクトの内約は:
・メールやり取り 40%
・資料作成(要件定義や仕様確認文書) 20%
・設計・コーディング 15%
・テスト 20%
・もろもろ(技術調査とか環境設定) 5%

時間は:
・25日×約4時間 → 約100時間

で、頂いた費用・・・これ大事ですよね?
費用は:
・1万円 時給100円ナリ!(°_°;

さくっと楽して小遣い稼ぎとか、やっぱり現実は甘くなかったデス。
ただ、こんな要求が来るんだ!とかマーケットの見方はこうなんだ!とか色々勉強になったので、単に時給に換算しちゃダメなんですけどね。

経験としては良かった・・・でも、しばらくはやりたくないってのが本音です

フローティングバイブレの製作

こんにちは

楽しい週末はあっと言う間に終わってしまいました(°_°;
コツコツと暇を見てプリントアウトしていたバイブレーションの塗装とトップコート
週末に仕上げました。そのうち幾つかは知り合いのところへ嫁いでいきます。

琵琶湖はこの時期になると藻が見る見る伸びてきます。
普通のバイブレーションだと1投毎に藻に絡んで満足にルアーが引けないんで
フローティングバイブレーションを作ってみました。市販品もあるにはあるんですが極端に流通数が少なくて、中々お目にかかることがないんです。

代替品として考えられるのがシャロークランクとミノーになりますけど、ミノーはルアーのピッチが長めでシャロークランクは浮力が高すぎるんです。ジャークさせて止めて食わせたい!そういう意図で作ったもんです。

フローティングバイブレーションはリップがないので、軽すぎると全くアクションしません。重すぎたら、当然沈んでしまいます。
ウェイトの位置・量とボディバランスで何度か修正して仕上がりました。

トップコートを終わって目をつけてる最中に写真を一枚。
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これで終わってしまうと・・・塗装に嵌ってる方ががっかりするので(もう試してたらごめんなさい)

市販のルアーとか有名ハンドメイドルアーはたまにラメっぽいものが塗ってあったり、光の具合で微妙に色彩が変わるものがあります。
一番顕著に出るのはマジョーラと言われる塗料なんですが・・・高いんですっ!

代替として使ってるのがこち

www.mr-hobby.com

普通の塗料よりちょっとだけ高いんですけど、塗装が終わった後の最終仕上げにさっと吹くだけなので使う量も少ないです。
自分が使ったのはダイヤモンドシルバーとアメジストパープルの2つです。
ダイヤモンドシルバーはラメっぽい仕上がりになります。
アメジストパープルは光の反射で虹色っぽい仕上がりになります。
他の色も順次試していきたいんですが・・・その前にハゼクラ作らねばっ!
上の写真右側にちょろっと出てるやつを小さくしようとしています。

最後にカラーを書いておきます。→は重ね吹きの意味です
・ベリー
 クリアーイエロー→イエロー
・サイド
 クリアーレッド→モンザレッド
・模様
 マルーン→あずき色+つや消し黒
・バック
 あずき色+つや消し黒+ダークグリーン
・仕上げ
 ダイヤモンドシルバー





4.2 Co2レーザー製作のまとめ(途中経過)

こんにちは。

アピストは20数匹元気に育っています。このまま、全部育つと大変なことになりそうで怖いです(°_°;

久々のレーザーネタになります。
現状報告ですが、とりあえずは試し切りまではうまくなんとか完了しました。
簡単な円しか切断していませんが、アクリルの2mmとダンボールはうまく切断できました。

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試し切りは終わりましたが、問題点は結構出ています(笑)
・昇圧トランスが熱で落ちます(汗)
 安い昇圧トランス100v→120vを購入したのですが、定格容量が不足していて切断中に電源が落ちる場合があります。これからCo2レーザーの製作を考えておられる方は定格容量の大きめ(250w以上)のトランス購入をお勧めします。

・g-codeの修正がかなり大変
 いまはInkscapeのg-code toolsを使用しています。画像データをngcファイルに変換出来るのは大変ありがたいのですが、レーザーの出力はテキストファイルを開いて修正しています。なので、試し切り→修正→試し切り→修正・・・の無限ループ
同じパスを複数回辿れば切断は出来ますが、切断面の仕上がりが良くありません。
レーザー出力と切断スピードをテストしている最中です。

・ホーミングとハードスイッチ
 いまのところホーミング機能はまだ確認していません。GRBLはソースコードの改変をしてコンパイルしてあるのですが、X/Y軸のリミットスイッチをまだ固定していない状態です。

だれか昇圧トランス売ってくれないかな・・・1万5千円は出したくないです。
定格量がやっぱりネックなんですよね。このあたりをクリアしないと切断テストが効率悪すぎて困ります。
まぁ、ゆっくり着実に進めていきます。



Co2レーザーの作業は続くんですが、まずは情報をまとめておこうと思います。

■製作に至った背景
 そもそもCo2レーザーを作ろうとは半年前まで全く考えてませんでした。
3Dプリンターで魚釣り用ルアーを製作しはじめて、ルアーに良く使われるリップと言われる部品があります。そのリップを家で製作出来たらいいなーっと思ったのが始まりです。「それだけ?」って友人に良く言われますが、それだけデス!(笑)

■Co2レーザーの調査
 最初はCo2レーザーを購入する予定でウェブをうろうろとしててうん十万という価格にびっくりしてしまいます。その時に「のんさや」さんのページに出会います。のんさやさんがわずかな期間に仕上げてるのを読んで、自分にも出来るかも?っと完全に思い違いを始めてしまいます(ばか)
 ちなみに自分は機械設計はまーったくできません。Fusion360で製図したのはルアーだけ・・・そんな状態でした。

■製作の流れ
 思い違いをしたままに以下の3つのウェブページを何回も読み直しました。

衝撃的な出会いのページ。基本設計せずに済んだのはこの方のおかげです

nonsaya.blogspot.jp

自作Co2レーザーの作り方とトラブル解決方法を詳細に記述していただいてます。
こちらのページを見て製作された方もたくさんいるようです。

mirata.blogspot.jp

GRBLと海外のリンクが豊富で大変助かりました。最近はIoTまでやっておられるようです。

cnc-selfbuild.blogspot.jp

 

後は各種英語のページです。GRBL、CNCShield、bCNC、Inksacpeの英語のページを細かく読みました。これらのページはほとんどがオープンソースでバージョンアップも顕著にされます。自分用に参照するリンクを貼っておきます:

・GRBL(Issues)-GRBLの有志によるトラブル解決フォーラムです。GRBLの設定・問題点のほとんどをこちらで参照出来ます。

・CNCShield ーCNCShieldのフォーラムです。但し、ほとんどの情報は Mirror Nerrorさんがカバーされていると思います。

・bCNC(Issues)-bCNCの有志によるフォーラムです。上にあげたGRBLフォーラムで参加している人もこちらで良くみます。


 





アピストグラマの稚魚育成計画

久しぶりの更新になります

ばたばたしている間にもう5月も終わりになりますね。
仕事の方はかなり押してます(°_°;
まぁ、なるようにしかならないと思いますが・・・

仕事の進捗とは別にアピストの稚魚はかなり順調に育っています。
孵化したのが33匹で(数えられる範囲・・)2週間経って23匹が育ってます。
最初の1週間はポロポロと落ちる稚魚がいたけど、いまはかなり落ち着いてます。
10匹をサテライトと言う小さなボックスで育てて、残りはお母さんに頑張ってもらってます。

写真をたくさん撮りたいとこなんですが、カメラを構えると親がかなり神経質になるのでほとんど撮ってませんが・・・

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餌はまじめにブラインシュリンプっていうミジンコみたいなのを沸かせて与えてます。
朝5時頃と夜帰宅してからの2回です。ほんとは3回で少量が良いそうなんです。
が、無理っ!なので、夜にちょっと大目にあげてなんとか頑張ってもらってます。

使ってるのはこちら:

www.amazon.co.jp

もうそろそろ無くなりそうなので、次はニチドウのブラインシュリンプを試す予定です。

一番キツイのは水槽の水換えとフィルターの掃除が出来ないって状況なので、大きめのスポイトでこまめに掃除しています。

さて、レーザーの方は色々な問題が浮き上がってきてます。
・これまで正常に実行出来ていたGコードがソフトリミットエラーで止るようになった
・XY軸のみホーミングを実行するにはGRBLのソースを一部改修する必要がある
・光軸の調整がうまくいかない

もう少し状況をまとめた上で書きたいと思います。