4.レーザー試射と電源回路調査
こんにちは。
休暇前にほとんどの部品はAliexpressから到着しました。残りは光学調整するための部品くらいでしょうか?
さて、本当はY軸の組立てに入る計画なんですが、予定よりも早くレーザー管と電源が来てしまったので、レーザーの試射をやってみました。
■レーザー試射
【準備】
・レーザー管
・MYJG 40W 110V
・ウォーターポンプ
・ステップアップ電圧
・バケツ
・チューブ
・チューブ取り付け金具
・ダンボール
・ワニクリップ+ワイヤ
【確認事項】
・レーザー電源が動作するか確認する
・レーザー電源の不明コネクターの電圧を調査する
・試射してどれくらいの威力か見る
【作業】
1.ウォーターポンプの動作確認
レーザー管には水冷管があって、そちらで冷却しないとレーザー管が壊れてしまっています。先人の方もそれが原因でトラブルになっていたので、まずはそちらの動作確認をしました。
ウォーターポンプは12vのものを購入したはずなんですが、到着したのは12v-24v対応のものでした。まぁ、動作電圧が広いのはありがたいので、そのまま使わせてもらいます。電源はレーザー電源のロジック動作用の24vから仮に引っ張ってきました。
結構な音ですが、水流は想像したよりかなりあってびっくりしました。で、そのせいかチューブが取り付け金具から外れて、部屋中がびしょびしょに・・・・バケツの水半分くらいが部屋に巻き散らかされましたw
漏電が怖くてレーザー管とチューブはしっかり接続してたんですが、ちょっと離れたモーター側は大丈夫だろう?って甘く見てました・・・手持ちのテープでしっかり固定しましたヨ。
2.レーザー管-電源配線
出力調整をしない手動試射の場合はたいした配線はなく、赤いコードをレーザー管のお尻の方(発射口と反対)に接続して、電源部分にあるLから配線した線をレーザー管の発射口の方に繋げただけです。
途中で外れると危ないので、ワニクリップでしっかりと固定しました。
それからステップアップ電源-コンセントー電源の順に接続すると
「キィーーーン」っと感高い音が・・・
3.レーザー試射
恐る恐る「Text」ボタンを押すと、シュっと音がして見事に燃えました!
「やっぱり怖いよ、Co2レーザー!」
4.レーザー電源の電圧確認
さて、ここからが大事なとこです。大先輩のみらたさんの記事で大まかな内容は理解してますが、電源の種類が違うので微妙に違います。
上のサイトを参考にしてみると:
G - グラウンド
P - 保護インターフェイス(オープン時に出力0V)
L - TTL?
G - グラウンド
IN - PWM端子?
5V - +5V
となっています。
ここで知りたいのはP、L、IN、5V端子の状態による電圧になります。
【TEXT押下時】
P→0.3V
L→0.1V
IN→4.5V
5V→5V
【電源ON時】
P→4.7V
L→4.3V
IN→?
5V→5V
上記からレーザー照射時はP、LともにLOWになるってことになります。
みらた氏のブログ記事ではPはGと短絡、INは外部からPWM入力と記述されています。
なので、P端子は停止ボタンを配置してからグラウンドに接続。INはCNCシールドのSpindlePWMに接続だと推測します。問題なのはL端子!
L端子は短絡するのか?それともCNCシールドに接続するのかってところが明確になっていません。このあたりはGRBLの仕様による部分だと思われますが、切り分けが不十分なままです。
L端子・P端子の電圧をLOWに設定したとして、IN端子から出力される電圧が0Vならばレーザー出力はありません。GRBLの仕様がIN端子のみでレーザーON/OFFと出力をコントロールするなら両方をLOWで大丈夫な気がします。
明日にでも以下のような感じでテストしてみたいと思います:
・L・P端子の短絡スイッチを作成して接続
・IN端子にSpindlePWMを接続、電源とCNCシールドのGND接続
・レーザー電源ON
→レーザーは出力なしのハズ(チェックポイント)
・ArduinoUno+CNCシールド電源ON
・シリアルでIN端子にM3 S500, M3 S1000のコマンドを入力して出力を確認
(CNCシールド側ではM3 S500→2.5v前後 M3 S1000→5v前後)
ここを乗り切るとレーザー電源ーCNCシールド間の配線がフィックス出来るのでかなり安心出来るのですが・・さてさて、どうなるんでしょう。